知らずに使っていませんか?−家庭用品の有害物質―
化学物質担当  田中輝子
 私たちが日頃、簡単便利に使っている家庭用品の中に、体や環境に有害なものが含まれていることが分かったら、あなたはどうされますか?
 このほど出版された「知らずに使っていませんか?−家庭用品の有害物質―」(ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議作成、頒価850円、事務局TEL.03-5368-2735)の中に、普段何気なく使用している合成洗剤や、漂白剤、脱臭剤、抗菌製品、ヘヤケア製品、接着剤、園芸用農薬などがどのような害があり、どういう法律に規制されているか、また成分の見方や、使わないためにはどうすればいいのかが詳しく書かれています。

こういう場合、どうすればいいの?
 製品別に対策を表にしてみましたので、参考になさってください。
分類
有害物質名
対  策
合成洗剤 合成界面活性剤 石けんに替える
漂白剤 塩素系漂白剤
(次亜塩素酸ナトリウム)
酸素系漂白剤を使用
トイレ消臭剤 パラジクロロベンゼン 換気、天然の草花
抗菌下着 塩化ベンザルコニウム 免疫力が弱まるので必要なし
テフロン加工
のフライパン
有機フッ素化合物 鉄製のフライパンに替える
染毛剤 パラアミノフェノールなど 純粋なヘナで染める
園芸用農薬 マラソン、オルトランなど 早めに虫を見つけてとる、良い土づくりなど
エアゾール式
殺虫剤
フタルスリン、ペルメトリン、ピレトリンなど こまめに掃除、食べ物を放置しない、布団干しなど

化学物質についての今後の特徴的な取り組み
  今、化学品の分類や表示を世界的に統一されたものにしようという動きが出てきています。2003年に国連から勧告され、日本でも2006年までに実現することを目指して
環境省が動き始めました。
 
これはGHS(ジー・エイチ・エス:Globally Harmonized System of Classification and Labeling of Chemicals)といいます。
製品にシンボルマークがつくので、字が読めない子どもでも分かるようになっています。強い毒性のあるものには「ドクロマーク」が水生生物に有害なものには右のように魚が浮いてしまうマークが容器につくことになります。対象となる家庭用品の中には洗濯用洗剤 染毛剤、はみがき剤、芳香剤、接着剤、園芸用農薬などがあります。
 これだけ化学物質が氾濫し、それによって化学物質過敏症やアレルギーで苦しむ人が多くなっている今、一日も早いGHSの実現が望まれます。
また、表示の実現を待ちつつも「予防原則」の立場にたって、環境に残留する化学品はできるだけ使わないようにしましょう。
 
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