第3分科会テーマ
地球温暖化と私たちの暮らし
ライフスタイル検討委員会では、第3分科会で「地球温暖化と私たちの暮らし」というテーマで開催しました。
まず、環境法典を施行する国スウェーデンの取組みの報告を大江先生がしました。環境法典の目的は、「我々と我々の未来世代が健康的でよい環境で生活できることを保証するための持続可能な開発を促進することである。そのような開発は、自然は保護する価値のあるものであり、自然に影響を与え利用するといった我々人間の権利が、天然資源の賢明な管理に対する責任を伴うという認識に基づいている。」ことです。そして、利害関係者とのコンセンサスづくりが行われています。特に立証責任は、事業者側にあることや、ISO14001・9001・AFS(労働安全規格)を事業者が取得することを義務づけていることに驚きとともに共感しました。また、政治への住民参加が大事だということも感じました。
 次に最近の自然エネルギー事情について、外谷さんから報告がありました。環境問題・温暖化問題は、結局のところエネルギー問題です。環境悪化の原因は、人間がエネルギー(特に化石エネルギー)を浪費した結果です。そこで、自然エネルギー(再生可能エネルギー)である太陽光・風力・潮力等へのシフトが必要ですが、可能性は、無尽蔵・無騒音・無公害で身近な存在(地産可能)ですが、エネルギー密度が低いことが利用の限界です。
 そして、温暖化によってどうなるかについて、土淵さんが報告しました。地球温暖化は、変動しながら全体として温度が上がります。気温が高くなると、大気中のエネルギーが増えて、台風や洪水が巨大化します。また、海水面が上昇し、バングラディシュ等では 、1m海水面の上昇で国土の3分の1が失われ、数千万の環境難民が発生します。
排水下水が海に流れなくなり、地下水位が上昇し、ちょっとした雨でも水が溢出しやすくなります。氷河が溶けて後退し、積雪量が減少します。それにより、夏場の水が不足します。穀物生産に影響します。そうなると、世界的な食料不足が起きます。特に中国が食糧輸入国になりました。今後インドもそうなるのではと予想されています。そして、加速度的に地球温暖化が進みます。
 そこでどうしたら良いかという事で、討論会を行いました。色々意見が出ましたが、結局のところ、ライフスタイルを変えて、徹底したリサイクルとごみ減量化、そしてエネルギーを浪費しないことが必要であるということになりました。
(報告者:早船雅文)
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