「おえかき和尚 うた日記」 書籍判
A5判、縦書き 130頁 定価600円(税別)
 
ご希望の方は、
ならいち幸手店、ならいち久喜店で
お買い求め下さい。

寒雀のこと     平成十九年一月二日
 正月の二日、寒い朝。朝食前に犬をつれて近所の雷電さま(神社)へ行く。
 三賀日なので、朝はどの家も寝ているらしく、ひっそりとしている。風もなく、霜がおり、しぃーんと静まりかえっている境内。数年前、たくさんあるケヤキの大木が、落ち葉の苦情で、途中から輪切りのように切られてしまった。
 今、その切り口から、わた帽子のようにこまかく枝がでており、その中にひっそりとしてるスズメを二〜三羽みつけた。
 スズメが枝の中に身を隠しているのに、枝カゴの中に、何ものかに捕われているように見えた。

クリック
※画像をクリックすると大きな画像で
ご覧になれます
枝かごに捕われており寒雀