「おえかき和尚 うた日記」 書籍判
A5判、縦書き 130頁 定価600円(税別)
 
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むくどりのこと     平成十九年五月十五日

 廊下の縁がわから外をみていたら、竹薮の枯葉の所に野鳥の群がおりてきていて、その群ごとうごいている。もう少し近づいてみると、むくどりがエサをさがして下を向いて歩いているようだ。
廊下から外へ出て、そうっと近づいたが、逃げずに夢中でエサをさがしている。ちょっと私を見た鳥もいたが、また、下を向いて草の実かなにかを探している。
 よく土手のほうの草むらで、むくどりの群がエサをついばんでいるのを見ることがあるが、間近でに見るのははじめてだ。夢中の歩行が実におどろきだ。
 むくどりの群が頭を下げて無言で同じ方向に歩く様は、何か前衛劇のようなかんじがした。


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むくどりの草の実ひろう無言劇