「おえかき和尚 うた日記」 書籍判
A5判、縦書き 130頁 定価600円
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黒アゲハのこと 平成十九年八月十九日
朝から気温が上がり酷暑。外は三十四〜五度で外出はこわいくらいだ。昼食後、エアコンの部屋へ入るより、和室で十分でもしずかにしているほうが、次の動作に移りやすい。
廊下から、ふと外を見ると、奥庭の竹やぶに接している影の所で黒アゲハが休んでいる。まるで夜の眠りに入るように、小枝にぶらさがって休んでいる。暑さをのがれているのだ。
この暑さの中、少しでも飛んでいって花の蜜でもすったのだろうか。奥庭にはあまり花はみあたらない。ヤブカラシの花でも見つけたのだろうか。
竹やぶの日影から出ては帰ってくるのだろうか。虫も飛ばない暑さで、庭にはしいーんとしている。
黒アゲハのしずかな息づかいが聞こえてくるようだ。
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しずかさや黒きアゲハのひと呼吸
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