トンボ・野草研究家の長須房次郎さんが幸手近郊の自然を紹介

No.59 -3月3日更新-
幸せは足元に在り福寿草
(小林 弘和 作)
 
 2月20日(水曜日)午後、春日部税務署へ確定申告の書類を提出した帰り道、柿畑一面に黄色い絨緞を敷き詰めたように咲いている福寿草の群落に出遭いました。 近くに車を止め、じっくり鑑賞させていただきました。
 帰宅して新聞の切り抜きノートを開いてみると、「陽に笑顔…春日部市小淵で」 とい見出しで福寿草が紹介された記事がありました(平成17年3月23日付の朝日新聞)。 私が出遭ったのは、まさしくここの福寿草でした。今回は福寿草にまつわる話題を紹介いたします。
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わが家の庭に咲いたフクジュソウ
 幸手市中4丁目にて 2月29日撮影
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柿畑一面に花を咲かせフクジユソウ
春日部にて 2月20日撮影
 
 フクジュソウ(福寿草)は、キンポウゲ科の植物で山地の落葉広葉樹林に生える多年草。
春一番に咲く花として名高いことは言うまでもありません。花期は3〜4月。秩父から奥多摩にかけては自生地も多い。一般に広く愛好され、栽培されるようになったのは、江戸時代になってからのようです。
「福寿草」の名前が初めて出てくるのは、『花壇綱目』(1681)で、俗に元日草、朔日草とも記されているいるので300年前からこの花を正月用の縁起物として利用する風習が定着していたものと考えられます。江戸時代には栽培が盛んになり園芸品種も童子が口を閉じたような蕾、明るく開いた花は、新年の希望に満ちた人々の心をはずませてくれる元日草の名にふさわしい植物です。

 福寿草は、新年の季語で、「福寿草に日のあたり居り言ふことなし」(中村汀女)、「福寿草十花燦たる鉢一つ」(水原秋桜子)など多くの俳人に詠まれています。朝に明るい日差しが当たると花を開き、日が落ちるころには閉じます。
 
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開く前のフクジュソウ
幸手市中4丁目にて 3月1日 7時46分撮影
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花の開いたフクジュソウ
幸手市中4丁目にて 2月29日11時44分撮影
   
   
◎幸手駅周辺は今◎

幸手駅東口の駅前広場の様子は工事が進みとってもあかるくなりました。トーブストアの跡地で進められていた(仮称)幸手駅前店舗新築工事もほとんど終わり、商店が開業、駐車場と駐輪場もでき利用されています。

   
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北入口方面から見た幸手駅前広場の様子
2月26日撮影
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東入口方向から見た幸手駅前広場
3月2日撮影
   
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市内循環バスも見られます
3月2日撮影
   
   
≪ご存じですか わしみやの野草≫ 写真展
PART T 春の野草 のご案内
《と き》 3月1日(土)〜30日(日)午前10時〜午後6時
※但し月曜日、21日(金)、28日(金)を除く
《ところ》 鷲宮町立図書館展示コーナー(玄関ホール)
東武線鷲宮駅より徒歩15分 JR東鷲宮駅より徒歩25分 
《内 容》 「ご存じですか わしみやの野草」の執筆者長須房次郎氏が撮影した春の野草に、わかりやすい解説を加えて展示。ウラシマソウ、アメリカフウロ、タンポポ、スミレなど
《問合せ先》
鷲宮町立図書館 TEL0480・58・1002
幸手自然愛護会・久喜自然愛好会会長 長須房次郎
TEL/FAX  0480・42・2004


◆幸手自然愛護会主催の講演会のご案内◆
《と き》 4月13日(日)午前10時から11時30分
《ところ》 幸手中央公民館(幸手市緑台 2−1−7) 
《内 容》 テーマ「ネパールの自然と環境 パートU」
講師:敬愛大学教授 理学博士 中村圭三先生
※どなたでも参加できます。会費は無料です

《問合せ先》

幸手自然愛護会副会長 和泉次利 0480・42・4397
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