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ハリエンジュ 別名ニセアカシア(マメ科) |
アカシアの名前で親しまれているこの植物は、5月のゴールデンウィークのころ甘い香りのする白い花を咲かせます。ここに紹介する写真は、中川河畔で撮影したものです。
北アメリカの原産で、日本には明治時代に渡来し、庭木、街路樹、砂防林などに広く植えられ、また、各地で河原、川岸、山麓などに野生化しています。高さは約15mになります。托葉は鋭い刺(とげ)になって残り、冬芽はこの刺の中央の葉痕(ようこん)に隠れています。
別名のニセアカシアは種名Robinia Pseudoacacia のPseudoacaciaを直訳したもの。
Pseudoは「偽の」という意味。石川啄木や北原白秋の短歌に出てくるアカシアはこのハリエンジュのことです。ハリエンジュは重要な蜜源植物のひとつです。
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ニセアカシアの樹林
幸手市上吉羽中川右岸にて
平成21年5月9日撮影
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ニセアカシアの花
幸手市上吉羽中川右岸にて
平成21年5月7日撮影
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ヤセウツボ(ハマウツボ科) |
ヨーロッパから北アフリカにかけての原産で、千葉県津田沼産の標本について、北村四郎氏がヤセウツボと命名(1937年)。「歸化植物」久内清孝著(昭和25年)には「本邦に於ては当時は千葉縣下及び東京市内に之を見る」と記されています。幸手地域ではここ数年普通に見られるようになりました。
一年生の寄生植物で、マメ科、セリ科、キク科などの植物の根から寄生根で養分を吸収し春から初夏にかけて地上に出てきます。葉緑素がないので、茎は紫褐色、花は淡黄色で紫色のスジや斑点があります。花期は春。この写真のヤセウツボはオオジシバリに寄生していました。5月6日の「ふれあいウオーク」でも見かけました。 |
ヤセウツボ
鷲宮町桜田3丁目地内にて
平成21年5月5日 撮影
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ヤセウツボの花
鷲宮町桜田3丁目地内にて
平成21年5月5日 撮影
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タンポポの果実(キク科)
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どちらもタンポポの果実です。真ん中にあるのが種子。風に吹かれると飛びますネ。
よ〜く見てください。種子の色が違いますね。どちらも原産地はヨーロッパ。アカミタンポポは別名キレハアカミタンポポ。市街地で多く、セイヨウタンポポと混生します。
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セイヨウタンポポ
鷲宮町桜田3丁目地内にて
平成21年5月5日 撮影
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アカミタンポポ
鷲宮町桜田3丁目地内にて
平成21年5月5日 撮影
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コメツブツメクサ(マメ科)とヒルザキツキミソウ(アカバナ科) |
コメツブツメクサは、ヨーロッパから西アジアにかけての原産で、日本には明治の終わり頃入ってきたのではないか、といわれ、現在では北海道から九州まで全国に見られます。
幸手地域ではここ数年普通に見られるようになりました。花期は春〜夏。花は初め淡黄色、後に淡黄褐色となり、花後は下を向きます。小葉は先が軽くくぼみます。
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コメツブツメクサ
幸手市香日向地内 にて
平成21年5月5日 撮影
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ヒルザキツキミソウ
幸手市中川崎地内 にて
平成21年5月2日 撮影
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ヒルザキツキミソウは北アメリカ原産で世界の温帯域で花卉として栽培されている多年生草本。観賞用に導入されたのが、第2次世界大戦後神奈川などで逸出して野生化した。現在も日本各地で栽培されていますが、野生化したものが見られます。花はつぼみのときは下向きにうなだれ、日中もひらいています。 |
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イガヤグルマギク (キク科) |
イガヤグルマギク(キク科)の原産地は地中海沿岸で、日本には大正年間に帰化、久内清孝氏が1915(大正4)年に、横浜で採集した標本についてイガヤグルマギクの和名を与えた。
私が初めて県内で発見、写真撮影したのは、平成11年5月24日のことでした。場所は鷲宮町西大輪地内、県道さいたま栗橋線の歩道部でした。このことは、新聞各紙に紹介され、広報わしみやの「ご存じですか わしみやの野草No,135」にも掲載されました。また、『さいたま植物通信』No,6(2000.7.1)に詳しく報告してあります。
その後、県道の改修工事が行われ、完全に消滅したのでは? と思われました。が、今年、その近くで数株確認しました。生命力の強さに驚きました。 |
イガヤグルマギク
鷲宮町西大輪目地内にて
平成21年5月5日 撮影
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イガヤグルマギク
鷲宮町西大輪目地内にて
平成21年5月5日 撮影
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イヌカキネガラシ(アブラナ科) |
イヌカキネガラシは、地中海地方の原産で、根生葉はダイコンのように羽状に深く裂け裂片は幅広い。が、茎の上部に着く葉では裂片は細くなります。花は直径約1cmの黄色い花をつけ、果実は長さ約10cmの堅い棒状になります。写真のように道端などに普通に見られます。幸手周辺では数年前から急激に増えてきた帰化植物です。 |
イヌカキネガラシ
幸手市権現堂地内にて
平成21年4月16日 撮影
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イヌカキネガラシ
幸手市権現堂地内にて
平成21年5月7日 撮影
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