2007年7月1日 発行
エコ・リサ通信 第59号
NPO法人埼玉 エコ・リサイクル連絡会会報
発行人  木 康夫
2007年度総会記念講演
地球温暖化をテーマに私たちにもできる事例
〜手軽につくれる緑のカーテン〜
さやま環境市民ネットワーク  本橋亮一氏

 岩手県の海と山に囲まれた地方で、米までは作りませんでしたが、とうもろこしなど野菜は自給自足、鶏の卵や肉はもちろん鶏糞も肥料にしていた暮らしの経験を活かして、現在都会の小さい庭で数種類のゴーヤやあけびを育てています。

ゴーヤは、暑い地方の植物なので20℃を越えたころ、埼玉では5/10ごろ本葉が2〜3枚出たものを植え付け、つるを片付けるのは葉が少し黄色くなっていても10月に入ってからのほうが、温暖化防止効果の点ではよいようです。

ゴーヤは、あおゴーヤ・しろゴーヤとの2苗で4から5メートル幅の緑のカーテンを仕立てます。成長力が非常に強いので、常に屋根にかかる芽を切って方向などを調整することで、下のほうのわき芽を増やし、黄色くなるのを防ぎます。7〜8月に早めに実を取りながらであれば、2株から100個程度の実が採取でき、生命力の強い朝顔を混ぜて植えると花も楽しめます。

ゴーヤの良い点は、@日照りによる室温上昇の抑制(日陰になる部分は4度くらい涼しい)Aさわやかな風B上品な香り C蝶・蜜蜂などの昆虫が身近に感じられる D取れたての味が楽しめる。 悪い点は、部屋が暗くなる。今後の課題として、台風対策やプランターでの栽培方法、肥料の与え方、水やりの頻度など、さまざまな事例を集め、緑のカーテン効果を考えていきたいと思います。

次に、あけびには3種があり、大きなピンクの花を咲かせるあけび・紫色の果皮果肉とも美味な三つ葉あけび・あけびと三つ葉あけびの雑種である五葉あけびを棚作りに仕立てる。霜が降りるころに落葉し、屋根などに上がってしまわないよう剪定を行なえば、つるは冬の日差しをさえぎるほどではありません。自分の花粉では受精しにくいので、あけびの仲間のむべ(ときわあけび:冬に落葉しない)を庭に植えておくほうがよいでしょう。
あけびの良い点は、@夏全閉、冬全開のカーテン A香りが良い B新芽のてんぷら・果皮の厚めの衣をつけたもちもちしたてんぷら・肉詰めの焼きものなど、珍しい食感が楽しめる
悪い点は、春はあぶらむし、秋は芋虫などの虫がつくこと(防虫スプレーで出始めに駆除してしまう) 今後の課題として、@苗の入手方法の確立(挿し木・接木・実生からの苗・山林があれば自生した幼木を採取) Aおいしい実をとるための施肥の種類・方法など
 
栽培のためのネットや棒は、近くの園芸センターでいろいろなサイズのものが簡単に入手できます。ネットの張りを保つために下の部分に棒を通したり、アンカーで固定しておくのが良いと思います。
仕立て方の詳しい写真などは、エコ・リサが埼玉県から運営を委託されているホームページ『彩の国リサイクルデータバンク』緑のカーテンのページをぜひご覧ください。

 
Copyright (c) 2007 埼玉エコ・リサイクル連絡会 All Rights Reserved.