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【カントウタンポポの群落】
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仲春・・・
啓蟄(3月6日ごろ)から清明(4月5日ごろ)の前日まで。初春は立春から啓蟄の前日まで。晩春は清明から立夏(5月5日ごろ)まで
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好天に恵まれた3月10日自然観察クラブの皆さんと権現堂堤や高須賀池などの水辺を歩きました。
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権現堂堤ではカントウタンポポとシロバナタンポポの群落を発見、感動しました。「初めて白いタンポポを見た」という方もいました。この2種類は通称「日本タンポポ」といわれています。現在、市内で見られるのは外来種のセイヨウタンポポかアカミタンポポ(共にヨーロッパ原産の帰化植物)で、在来種のカントウタンポポはほとんどなくなってしまいました。現在、カントウタンポポが群生しているのは権現堂堤だけになってしまいました。タンポポの仲間で花の白いのはシロバナタンポポだけです。関東以西に分布、九州や四国にはシロバナタンポポ以外のタンポポが分布しない地域があり、「タンポポの花は白い」と思われているのは面白いですね。市内には権現堂堤のほか、中4丁目、平須賀などにも見られます。 |
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【シロバナタンポポ】
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【ヒメオドリコソウとオオイヌノフグリの群落】
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この日オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコ ソウ、ノゲシ、
ハコベ、ナズナ、スズメノカタビラなどもかわいい花を咲かせていました。 ヒメオドリコソウは春の花、ヨーロッパ原産の帰化植物で2年草、花を横から見ると、着物姿で編み笠をかぶった踊り娘に見え、赤みをおびた色もかわいい野草です。在来種のオドリコソウに比べて小さく愛らしいので姫踊子草の名が付きました。この数年分布を広げました。日当たりのよい広場や手入れの悪い畑や休耕地で普通に見られます。花はホトケノザにそっくりです。 |
オオイヌノフグリの原産地は西アジアからヨーロッパで、日本へは1887年に帰化し今では全国に広がっています。春の代表的な雑草ですが「星の瞳」という愛らしい別名もあります。
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〜野鳥の宝庫・沼井公園調節池〜
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隣町の鷲宮町東鷲宮ニュータウン「沼井公園」にある調節池は冬の間野鳥の宝庫といわれるくらいたくさんの野鳥が観察できます。
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【沼井公園調節池】
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【オナガガモの雄雌】
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この調節池は1995年から2年間「エコアップ調節池創造事業」として再整備されました。
この事業は、野生生物の生育環境に配慮して、多様な生物が生息出来る豊かな環境を創出するのが目的。コンクリートだった護岸を自然石や覆土などで改修し、浮島や浅瀬を造ったほか水生植物を植栽しました。
2月21日に実施されたバードウォッチングでは、シラサギ、カワウ、カイツブリ、マガモ、オナガガモ、ヒヨドリ、ホシハジロなどが観測されました。 |
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市内香日向にある調節地にもカモの仲間がたくさん来ています。今のうちぜひバードウォッチングを試みてください。
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【香日向調節池】
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