房ちゃんの自然発見

6月16日更新
No.03
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文・写真/長須房次郎
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〜 「カブトエビ」ってどんなエビ?〜
   
ホウネンエビとカブトエビが発生した水田

今年も市内の水田でカブトエビが大量に発生しました。5月下旬幸手小4年紺野優希君が近くの水田で発見、その後、惣新田の小谷孝司さんの水田で大量に発生しました。
 6月2日午後、小谷さんの案内で現地に出向きホウネンエビとカブトエビをたくさん確認しました。

ホウネンエビとカブトエビが発生した水田  

ホウネンエビ(豊年蝦)は初夏のころ、池沼・水田などに多くみられるきれいな緑色のエビです。カブトエビ(兜蝦)は2〜3億年前からほとんど姿を変えていないことから「生きた化石」とも言われます。毎年5月の連休後に田に水が入ると卵がふ化、数回脱皮して体長3p前後に成長します。ミジンコやミミズ、水草などを捕食し、その間に土中に数回産卵します。寿命は1ヶ月半くらいですが、40数対の足を動かして水田の底をはい回り、泥を巻き上げて水を濁らせたり、雑草の根を引き抜いたりします。

カブトエビ
 
カブトエビ
ホウネンエビ(右)とカブトエビ

そのため雑草の発生を防ぐ「田の草取り虫」としても知られています。
  ホウネンエビ、カブトエビが大発生した年は豊年になると言われていますが、果たして今年は豊年になるのでしょうか?

ホウネンエビ(右)とカブトエビ
 
 
 
 
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