8月20日更新 No.05 バックナンバー 文・写真/長須房次郎 >>プロフィール<<
「高須賀池でアサザを見て来ましたよ」 何人もの方からこんな声をかけて頂きました。 有り難うございました。 ********************************* 今回はヒメシロアサザについてを紹介します。 ヒメシロアサザはアサザと同じくミツガシワ科で、湖沼や池、水路に生える 浮葉性の多年草です。花は白色でアサザの黄色と対象的ですが、花の大きさはわずか 8ミリで、花期は8〜10月です。
ヒメシロアサザは、もともと本州、四国、九州、沖縄に分布する珍しい種でした。 が、近年、水質の悪化、埋め立てなどの環境の変化のため現象してしまいました。 県内でも数地点にしか見られない、大変珍しい植物です。
今回、神扇地内の水路で花を咲かせているヒメシロアサザを発見しました。 ここで紹介する撮影は8月13日に撮影したものです。 似た種類のガガブタは、かつて西関宿の浅間沼などで見られましたが、現在市内では 見られません。
※ヒメシロアサザは県版レッドデータブックでは絶滅危惧IA類に、全国版レッド データブックでは絶滅危惧U類にリストアップされています。 ガガブタも県版レッドデータブックでは絶滅危惧TB類にリストアップされている貴重な種です。