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現在幸手地域には約100種の帰化植物が確認されています。原産地は多い順にあげると北アメリカとヨーロッパ、アジア、熱帯アメリカ、南米その他となります。
今回はニワゼキショウ、ヘラオオバコ、マツバウンラン、ユウゲショウ、4種を取り上げてみました。 |
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北アメリカの原産で、日当たりのよい道ばたや芝生の中などに普通に見られる多年草です。牧野富太郎博士によると、日本には明治20年(1887)ころ園芸種として入り、はじめ小石川植物園にあったものが、のちに各地に広がり野生状態になったといわれます。花の色は薄い紫あるいは白で花期は5〜6月です。
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北アメリカ原産の2年草で、茎の高さは20〜60センチ、青紫色の花は直径約1センチあり花期は5〜6月です。1941年に京都市内で初めて採取され、現在では北関東、北陸地方以西に普通に見られるようになりました。埼玉県内ではここ数年分布地域が広くなってきており、幸手市内でも昨年分布が確認されました。(幸手市内初記録種)
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〔ひばりヶ丘桜泉園にて4月30日撮影〕
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〔槙野地地内の江戸川土手にて4月30日撮影〕
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葉の形が狭いへら形をしているのでヘラオオバコの名前がつけられました。ヨーロッパ原産で、日本には幕末(江戸時代の末期)に渡ってきたといわれます。今では全国的に広く分布しており、道ばたやグラウンドなどの日当たりのよい草地に野生化しています。市内では最近各地に見られるようになりました。花は20〜70センチの花茎の先につき、花穂は3〜5センチあり下から次第に上の方に咲き上がります。穂の下の方は実となり、上の方は蕾でその間に花が咲いて、穂を一回りしています。咲いた花がぐるりと穂を一回りしているさまは「ネックレス」「指輪」「小惑星群」「鉢巻き」に、円すい形の穂全体は「ピエロの帽子」に見立てることが出来ます。似た種類のツボミオオバコ(北アメリカ原産)も昨年市内に分布していることが確認されました。 |
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熱帯アメリカ原産で明治年間より観賞用に栽培されたといわれ、現在野生化して道ばたや市街道でみられます。淡紅色の4弁花をつけ別名はアカバナユウゲショウです。
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〔緑台2丁目の道ばたにて4月29日撮影〕
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