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【メマツヨイグサの群落】
〔8月16日午前6時24分 鷲宮町八甫にて〕
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今回は夏の夜の景物として親しまれている待宵草を紹介いたします。
待宵草の仲間は、一般に月見草と呼ばれており、おもに、江戸時代の末期から明治時代にかけて、外国からやってきて住みついた帰化植物です。
江戸末期にマツヨイグサとツキミソウが入り、ついで明治の初めオオマツヨイグサ、やや遅れてメマツヨイグサが入ってきました。コマツヨイグサは大正末期か昭和の初めに入ってきたといわれています。
竹久夢二の歌詞として取り上げられた「宵待草」は、オオマツヨイグサかメマツヨイギサだろうといわれています。 |
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現在、道ばた、荒れ地、河原などに普通に見られるのはミマツヨイグサです。北アメリカ原産で、日本には観賞用として明治中期に入ってきました。
アカバナ科の2年草で、高さは1〜2メートル、初夏から初秋の夕刻に黄色い花を開き、翌日の午前中にしぼみます。花の大きさを含めて非常に変化が大きく、花弁の間に隙間があるのをアレチマツヨイグサとすることがありますが、境界ははっきりしません。 |
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【メマツヨイグサの花 】
〔8月16日午前6時25分 鷲宮町八甫にて〕
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【舗装道路の歩道にはえているコマツヨイグサ】
〔8月16日8時10分幸手市上吉羽地内で撮影〕
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| コマツヨイグサも北アメリカ原産の2年草で、明治末期から大正初期に渡来したといわれます。急に多くなったのは昭和初期からで、現在では日本全土に広まっています。普通川原など砂地に群生しますが、道ばたの植え込みの中や舗装道路の歩道の隙間などに生育しているのが見られます。茎は根ぎわから枝分かれして地表を這うか、斜めに立って20〜60センチになります。葉の形は、他のマツヨイグサと違って深く羽状に裂けたものから浅い波状の葉をもつものまであります。6〜8月の夕方に淡黄色の花を開きます。花の大きさは直径2〜3センチで、翌朝しぼみ黄赤色に変わります。 |
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「待宵草」の名前は夕方に花が咲くので付けられました。
近年よく庭に植えられ、白またはピンク色の花をつけるヒルザキツキミソウは、北アメリカ原産の多年草です。花は夜開くが日中もしぼまないでこの名があります。最近、逸出して野生化しているのが見られます。花期は6〜8月です。 |
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【コマツヨイグサの花】
〔8月16日8時10分幸手市上吉羽地内で撮影〕
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【ヒルガオの花】
〔8月16日午前9時18分幸手商業高校付近にて撮影〕
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《ヒルガオ》
今年は真夏日が連続40日という新記録が出るという暑い日が続きました。
そんな炎天下、道ばたに咲いているピンク色の花をつけているのがヒルガオです。ヒルガオは日当たりのよい野原でよく見られるつる性の多年草で、つるの巻き方は右巻き（下から見て時計回り）です。アサガオ科の植物ですが、一日花で日中の暑い盛りにも花が咲いています。葉は矛形または矢じり形で長さ5〜6センチ、花は直径6センチほどになり、花柄の上部に翼がないのが特徴です。 |
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| ヒルガオと同じようなところに、コヒルガオがあります。コヒルガオは全体にやや小さく、葉の先はとがりぎみで、花は色淡く直径3〜4センチです。花柄に上部に翼があり、花期はヒルガオと同様6〜8月と図鑑に記されていますが、実際にはコヒルガオの方が咲き始めるのが10日ほど早いようです。
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【コヒルガオの花】
〔8月16日午前9時18分幸手商業高校付近にて撮影〕
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【サツマイモの花】
〔8月13日幸手市長倉地内にて撮影〕
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《サツマイモの花》
サツマイモもアサガオやヒルガオと同じヒルガオ科の植物です。日の長さが短くなると花芽をつける短日性で、日本では、南九州以南でないとまれにしか開花しません。開花してもほとんど実は結びません。花はアサガオに似て直径5センチほどです。
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《ミョウガの花》
熱帯アジア原産と言われる多年草で栽培され、また野生化したものもあります。普通は花の咲く前の花序を「花茗荷」や「茗荷の子」とよび、刻んで薬味、つま、吸い物などよく利用します。花は8〜10月にかけて苞葉の内側から次々に咲きますが1日でつぼみます。
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【ミョウガの花】
〔8月8日 中4丁目の自宅にて撮影〕
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