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野田市関宿三軒家の堤防上に建つ千葉県関宿城博物館の4階から西を見ると、利根川から江戸川が分かれているのが分かります。江戸川と利根川の間には「関宿水閘門」があります。
「関宿水閘門」(せきやどすいこうもん)は五霞町山王地先にあります。
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利根川改修工事のシンボル的存在で、数少ない現役の大型水門と、船の航行のための閘門です。
その歴史的土木施設としての高い価値が認められ、平成15年度の土木学会選奨土木遺産として認定されています。この「関宿水閘門」は昭和2年(1927)に完成し、流量調節を行う水門と船の運行のための閘門からなっています。閘門は右岸寄りに作られています。明治43年8月、明治最大の洪水が関東全域を襲いました。これを契機に、江戸川改修工事が行われ、地域の浸水被害を防ぐために、利根川と江戸川の流量を調節する「魔法の扉」関宿水閘門が作られました。 |
【下流から見た関宿水閘門】
(3月9日撮影)
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【上流から見た関宿閘門】
(3月9日撮影)
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水位の違う江戸川と利根川の間を船が航行するための閘門は、パナマ運河や見沼通船掘などと同じ方式です。現在は、「川の日」(7月7日)だけ動かされます。
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※写真をクリックすると大きな画像がご覧になれます
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関宿水閘門と関宿城の間に中之島公園があります。ここにはエノキ、イチイ、アカマツ、タギョウショウなどの巨木や棒出しの石、利根川治水大成碑などがあります。なかでもコブシの巨木は素晴らしく、3月下旬が見ごろ。
地面には日本タンポポが群生しています。一度は訪れたいところです。 |
【中之島公園】
(3月9日撮影)
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【コブシ(辛夷)の大樹】
(3月9日撮影)
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【開花間近なコブシのつぼみ】
(3月9日撮影)
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【タギョウショウ(多行松)】
(3月9日撮影)
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タギョウショウはアカマツの品種で、庭園などに植えられる根から多数の枝を出して、かさを広げたように広げる。 |
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【関東随一のコブシ】
(4/6撮影)
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前回紹介した五霞町山王中之島公園のコブシが満開になりました。例年より1週間ほど遅かったようです。昭和2年に植えられ、樹齢80年、幹まわり330cm 枝張り20mになっています。 |
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