【満開のヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)雄(♂)株】
(5/16 外国府間の町田英夫さん宅にて撮影)
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今回は話題の花「なんじゃもんじゃ」を紹介します。
この写真は幸手市外国府間の町田英夫さん方の庭で撮影したものです。
通称「なんじゃもんじゃ」と言われているこの樹木の名前は、モクセイ科のヒトツバタゴ Chionanthus retusus です。学名のChionanthus はギリシャ語で「雪の花」を意味します。花が咲くと雪が降り積もったように見えるので、こんな学名がつけられました。日本では、岐阜県東南部とそこに接する長野・愛知両県の一部、対馬にだけ自生する珍木で、それぞれ天然記念物に指定されています。雌雄異株で、高さ25〜30mにもなる落葉樹です。 |
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江戸時代に、この木を発見した木草学者の水谷豊文が、タゴノキ(トネリコの方言名)と見誤って単葉のタゴ、つまりヒトツバタゴと名づけました。
花期は5月で、新枝の先に白い花を多数つけます。花冠は4深裂し、裂片は長さ1.5〜2cm 果実は長さ1cmの、楕円形で黒く熟します。
◆町田さんの木は30年前に、明治神宮からもらった苗木を育てたもの。中川崎の内田さんの木は、町田さん宅から種を頂いて育てたものだそうです。
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【満開のヒトツバタゴ雌(♀)株】
(5/16 中川崎の内田雄司さん方にて撮影)
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【ヒトツバタゴの花 雌(♀)株】
(5/16 中川崎の内田雄司さん方にて撮影)
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「なんじゃもんじゃ」の由来については諸説があります。その一つは水戸黄門が下総の神崎神社の御神木を「この木はなんじゃ」と尋ねられたとき、土地の人が「なんじゃもんじゃ」と問い返した所、黄門が「なんじゃもんじゃであるか」と言われたので、この御神木を「なんじゃもんじゃ」と呼ぶようになったという説。
他に、神社・仏閣にある御神木と見慣れぬ種類の大木を「なんじゃもんじゃ」と呼ぶ説があります。
例)東松山市の箭弓(やきゅう)神社のイヌザクラ、筑波山のアブラチャン等
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参考文献:「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」 「山渓カラー名鑑日本の樹木」
「週間朝日百科 植物の世界」
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【コバンソウ(小判草)】
(4/30 上宇和田中川右岸堤防にて撮影)
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ヨーロッパ原産の一年草。
明治時代に渡来観賞用に栽培されたものが、野生化した。花期5〜7月
小穂の形が小判に似ているので、この名前がある。
別名タワラムギ |
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【マツバウンラン(松葉海蘭)】
(4/28 ひばりヶ丘桜泉園(木立)にて撮影)
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「房ちゃんの自然発見」No.14で紹介してある。
本年鷲宮町の分布が各新聞に掲載されたのがきっかけで、県内に広く分布していることが分かってきた。
今、県内で話題になっている。
アスカル幸手周辺にもある。 |
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