トンボ・野草研究家の長須房次郎さんが幸手近郊の自然を紹介

No.45 -1月10日更新-
初日の出

新年おめでとうございます!!
 『房ちゃんの自然発見』もお蔭様で5年目を迎えることが出来ました。本年も宜しくお願い致します。

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 今回は、幸手市内での「初日の出」の様子をお届けいたします。 元日の朝日、初日の出のことを「初日(はつひ)」と言い、俳句では新年の季語になっています。
初日の例句                    
田にゐたるかもが初日をよぎり飛ぶ 水原秋櫻子
初日さすわが表札をひと読みゆく 加藤 楸邨
初日かげいつもの如く庭松に 高浜 年尾

 今年、平成19年(2007年)の元旦は快晴でした。この日テレビでは銚子の初日を放映していましたが、私は早朝から権現堂桜堤に出かけて、初日の出を待ちました。桜堤付近には初日の出を見るために訪れた何組かのグループがありました。
 次の写真は『房ちゃん』が撮影した平成19年の初日です。 参考に撮影した場所と時刻も記録しておきます。
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桜の枝の間より初日を望む 桜堤中央にて
1月1日午前7時9分撮影
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外野橋より初日を望む 桜堤北側にて
1月1日午前7時7分撮影
   
桜堤のヒマラヤ杉と北公民館 桜堤南側にて
1月1日午前7時16分撮影
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桜並木の木の上まで昇った初日 桜堤南側にて
1月1日午前7時13分撮影

 この写真は、県道幸手・久喜線の幸手駅北入り口交差点の様子を秋谷病院側から西に向かって撮影したものです。真っ直ぐ進むと久喜方面、左に曲がると幸手駅です。
1月1日午前9時13分撮影
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 この写真は、幸手駅を東の方から撮影したものです。現在駅前広場の工事が進められています。駅の左側に建っているのが旧東武ストアの建物。この建物が2月1日から6月までの期間に取り壊されるということです。1年後この周辺はどう変わっているでしょうか・・・?
1月1日午前9時18分撮影
 

寒さに耐えている植物
※写真をクリックすると大きな画像がご覧になれます
 
 1月1日、初日の撮影のため、桜堤を下りて外野橋へ向かう途中、この植物に出会いました。
寒さに耐えるためにロゼットを作って冬越しをしているナガバギシギシです。
葉が白く見えるのは、なんと霜に包まれているからでした。この朝、一面に霜が降りており他の植物達も真っ白になっていました。こうして寒さに耐えながら昼は太陽の光を受けて光合成を続けています。そして暖かくなる花見頃には花茎を高く伸ばして花を付けるのです。
1月1日午前7時8分撮影
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 1月6日は小寒。この日から2月4日の節分までの1ヶ月間は一年中で最も寒い時期。そんな寒さの中、在来種のカントウタンポポ(通称日本タンポポ)が花をつけていました。蒲公英(たんぽぽ)といえば春の花という印象がありますが・・・。
 この写真の場所は久喜市役所久喜の備前堀川中土手。
※外来種のセイヨウタンポポは四季を問わず、1年中花を咲かせます。
1月3日午前10時12分撮影
   
スイセン(水仙)は地中海地域の原産で、日本へは中国を経由して渡来したと言われます。温暖な海岸に自生し群生していますが、各地で栽培されています。この写真は国道4号線の土手にに咲いていたのを撮影したものです。早春に咲く花の一種ですがこの寒さの中でセイヨウタンポポと同じように咲いていました。
水仙はヒガンバナ科で毒草です。有毒成分は全草で特に鱗茎にたくさんあるので食べないように!食べると嘔吐、下痢、ケイレン、麻痺を起します。
 この写真は幸手市高須賀国道4号線沿いにて撮影
1月3日午後4時4分撮影
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