トンボ・野草研究家の長須房次郎さんが幸手近郊の自然を紹介

No.47 -3月8日更新-
田んぼに杭が林立
※写真をクリックすると大きな画像がご覧になれます
 
 4月末には田植えが始まる幸手地方・・・今、水田地帯はどうなっている?

 2月末に歩いてみました。ほとんどの水田は既に耕されていました。が、耕耘機で耕している場所もありました。田植えのために田を耕すことを「春耕」(しゅんこう)あるいは「耕」(たがえし)とも言います。
昭和初期は牛や馬を使った牛耕や馬耕でしたが、現在では耕耘機で耕すことが普通になりました。
 アスカル幸手近くの水田地帯には「春耕」されないまま、杭が林立している場所がありました。数えきれないほどの杭の数に一瞬、ハッとしましたが、近くで畔の除草をしている人に伺ったところ「圏央道の予定地」ということでした。
 翌日、再び同地を訪れたところ、杭打ちをしている場面に出会いました。今回は杭打ちされた田んぼと、田植えのために耕されいている水田の様子を紹介します。
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杭の打たれた水田 前方には筑波山も見える
幸手市上平須賀地内にて 2月25日撮影
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圏央道予定地の立て看板
左端はアスカル幸手のメインアリーナ部分
幸手市上平須賀地内にて 2月26日撮影
 
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立て看板近くでの杭打ちの作業
幸手市上平須賀地内にて 2月26日撮影
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杭の林立する水田地帯
県道惣新田・幸手線より北側を望む
幸手市上平須賀地内にて 2月26日撮影
 
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耕耘機の後を追うハクセキレイ
幸手市天神島にて 2月26日撮影
 耕耘機で耕された後方の土にはハクセキレイが群がって掘り起こされた土の中の餌を漁っていました。
 ハクセキレイ(白鶺鴒)はスズメ目セイレイ科。全長21センチ、体重30グラムで、尾は長く顔は白い。白色、黒色、灰色、の斑がある。河原・湿地・湿田などに住んでいる。
   
 2月22日、上吉羽地内での観察では耕運機の後方の掘り返された土に集まるのはもっぱらムクドリとカラスで、ハクセキレイは見当たりませんでした。耕耘機に乗って耕していたIさんは「いつもはセキレイが集まるのだが、今はムクドリとカラスだけなんですよ」と教えてくれました。
   
 アスカル幸手近くの畑にはムクドリの集団が餌を漁っていました。カメラを構えて近づくと、さっと飛び立ちました。次の2枚の写真はその時のものです。
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餌を漁るムクドリ
幸手市天神島にて 2月26日撮影
   
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飛び立ったムクドリ
幸手市天神島にて 2月26日撮影
 ムクドリ(椋鳥)はスズメ目ムクドリ科。全長24センチ、体重85グラム位。繁殖を終えたものは雑木林、竹林などに集団でねぐらを作る。
   
   
***こちらは終了しました***

◆総会&講演会のご案内◆

主催 幸手市自然愛護会
《と き》 4月15日(日)午前9時30分〜11時30分
《ところ》 幸手市中央公民館 (幸手市緑台2-1-7)
《内 容》 T.幸手自然愛護会 総会 9:30〜10:00
U.講演会 10:10〜11:30
 ・テーマ「ネパールの自然と環境」
 ・講師
   敬愛大学教授 理学博士 中村圭三先生
会員以外の方も歓迎します。参加費無料

《問合せ先》

幸手自然愛護会 
小松テル子 0480(43)0803
長須房次郎 0480(42)2044
   
   
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