セイタカヨシって どんな植物? |
中川右岸河畔に自生するセイタカヨシの群落
幸手市上宇和田・中川右岸堤防
11月18日撮影
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中川右岸河畔に自生するセイタカヨシの群落
幸手市上宇和田・中川左岸堤防
11月26日撮影
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セイタカヨシ(別名セイコノヨシ)Phragmites karka(Retz.)Trin.は『牧野日本植物図鑑増補』(1956北隆館)には、河辺の湿地、或いは海辺の自生する大型の多年草本で、高さ2〜4m、幅2cmになり、アシ(ヨシ)より太く、あたかもメダケの様である。と、あります。葉の長さは40〜70cmありヨシより長く、花穂の長さは30〜70cmにもなります。関東地方以西の水没しない湿地に生えます。
※ダンチク(別名ヨシタケ)は、関東地方以西の暖地の海岸に生育する大型多年草で、高さは2〜5mにもなり、竹類に似ているのでヨシタケの別名があり、セイタカヨシとは別種。 |
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中川右岸河畔に自生するヨシの群落
幸手市上宇和田地内にて11月26日撮影
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左ヨシの花穂 右セイタカヨシの花穂
幸手市上宇和田地内にて11月26日撮影
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中川右岸河畔に自生するヨシ
幸手市上宇和田地内にて11月27日撮影
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中川右岸河畔に自生するセイタカヨシ
幸手市上宇和田地内にて11月27日撮影
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ヨシ |
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ヨシは大型の多年草で日本全土の湿地、河川、池沼などの止水域で大群落をつくり、高さ1〜3メートルになります。竹の葉ならぬヨシの葉で作った「舟」を浮かべて遊んだことが懐かしく思い出されますが、今の子どもたちはこんな遊びをしているのでしょうか。ヨシについては、本シリーズのNo.10(平成16年1月)「関宿橋とその付近」の中の〜枯蘆の群生する江戸川河川敷〜で、葭、蘆、葦で表記される意味や俳句では四季を通じて「蘆」で詠まれていることなど紹介してありますので参照してください。
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晩秋の宇和田公園とその周辺 |
セイタカヨシのある上流には、県道杉戸〜境線に架かる新船渡橋、その上流には権現堂橋、宇和田公園橋が架けられています。その上流は大きくカーブして権現堂公園方向へ。五霞落川の合流100m下流には、中川の洪水流を江戸川へ放水するための幸手放水路(約1q)があります。権現堂橋、宇和田公園橋の東西は、権現堂川(利根川)の右岸堤防を利用して、本多静六博士の設計された宇和田公園があります。 |
紅葉の美しい宇和田公園
11月26日撮影
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古浅間橋より見た中川上流
市営野球場も見える 11月18日撮影
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古浅間橋からみた 中川放水路
前方には筑波山も見える 11月18日撮影
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古浅間橋付近で見かけたセンニンソウ
仙人のように白髪をつけた種子が太陽の光を
受けて光っていました 11月18日撮影
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・コセンダングサの花と果実 |
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コセンダングサの花
11月18日撮影
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コセンダングサの果実
11月23日撮影
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海から57q付近の江戸川右岸・幸手市西関宿付近 |
★関宿橋の近くには、宇和田公園の上流から分かれた中川放水路の先に巨大な揚水機場があり、その北側には、浅間神社 さらに北には銀杏地蔵があります。銀杏地蔵は樹齢400年といわれる銀杏の木の胎内に地蔵を刻み膝下に赤子の衣にすがる姿を見ることが出来ます。子育て地蔵と呼ばれ、子宝に恵まれない人、子供の弱い人、乳の出ない人、子供の健康を願う人がお参りに来るそうです。 |
西関宿浅間神社の杜(左)と中川放水路の先に
ある埼玉県中川上流排水機場 11月18日撮影
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西関宿浅間神社近くの銀杏地蔵と臨川庵
江戸川右岸より 11月18日撮影
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★浅間神社の杜の中で実をつけているシロダモとセンダンを見かけました。シロダモはクスノキ科で、花は10〜11月に咲き、果実は翌年の10〜11月に赤く熟します。名前の由来は、葉の裏が白いことによります。
センダン(栴檀)はセンダン科で、5〜6月に淡紫色の花をつけ12月に黄褐色に熟します。 |
シロダモの赤い実
浅間神社の杜の中で 11月18日 撮影
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センダンの実
浅間神社の杜の中で 11月18日 撮影
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H20西関宿築堤工事(洪水に強い堤防を築くための工事) |
関宿橋の上流の江戸川右岸堤防には、写真のような囲いがありました。1年前に対岸(野田市関宿三軒家地先)の堤防で行われたのと同じように、H21年3月4日からH22年2月20日の期間に工事が行われるという表示がありました。この工事は、堤防の内側(水路に面してる部分)に土砂を盛り、浸水や地震に強い堤防にするために行われるということです。 |
西関宿築堤工事の現場
関宿橋の上流
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H20西関宿築堤工事の案内板
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