彩の国ふるさとの川再生シンポジウム
報告者  宮田尚美
 
 平成13年8月29日さいたま市民会館うらわホールに於いて、埼玉県・埼玉河川浄化団体連絡会主催による彩の国ふるさとの川再生シンポジウムが開催されました。
 テーマは「ふるさとの川の再生に向けて」スライド写真を見ながら福留修文氏の講演がありました。
 新しく水路を作る時、水路幅の5〜7倍間隔に石などを左右交互に設置し水の流れに速度の変化をつけます。また、洪水を防ぐために護岸工事にも水の流れや水勢を考え砂防を曲線にし、早く再生されるよう柳の枝を縦ではなく横にするなど生態系がなるべく自然に近い状態になるよう工夫されています。
 私たちの暮らしの中で、少し気を付けるだけで川を汚さず水を大切にできるのです。
 「子どもたちが小さなケガをしながら大きなケガをしないように遊べる、綺麗で安全な川を作らなければいけないのでは」と言う会場の声が印象的でした。
 パネリストとして参加したエコ・リサ副会長の田中良生氏も「私たちが出来る事をメンバー・地域の方々・そして子どもたちと一緒に取り組みたい」と熱く語り、会場は座りきれない程の参加者の熱気でいっぱいでした。
 
第9回TAMAとことん討論会に参加して
報告者  高沢昭男
 
日野市で開かれた討論会に9月22日に参加して全体会議と午後の第一分科会『ごみ改革1年日野市の実践を通して』に出席しました。資料を整理した結果を報告します。
 平成12年10月から実施に移されたダストボックスの撤去に変わるごみ袋の有料化と1軒ごとに戸別収集については事前に市長が先頭に立って協力を呼びかけたそうです。

H11/10〜12/8実績 家庭系ごみと事業系ごみの集計値はそれぞれ981gと118g/人・日で資源回収量は3.855tでリサイクル率は家庭系ベースで7.3%でした。
H12/10〜13/8実績 家庭系ごみと事業系ごみの集計値はそれぞれ457gと146g/人・日で資源回収量は11.144tでリサイクル率は家庭系ベースで30.6%でした。

実際は不燃物と粗大ごみから分離回収される資源が平成12年度の実績から見ると、2.000t以上あって更にリサイクル率は上昇している筈です。
 なお収集方法変更による収集費用は変わっていないようです。ごみが半分近くに減少。
 不燃・粗大ゴミの中の可燃ごみ、資源との分別と最終的に埋め立てに回る不燃ごみの分別は業者委託で行なわれているそうです。
 結果として多摩地区で最もリサイクル率の低かった日野市が一躍トップに立ったようです。
 
編 集 後 記
駆け足でやってきたと感じた今年の秋でした。編集では先輩に助けていただき何とか発行までこぎつけられ、今は感無量です。
 
 
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