グリーンコンシューマー
あ・つ・ま・れ!
2003年10月5日(日)、エコライフ推進事業の一環として行なった『マイバッグキャンペーン』に、埼玉エコ・リサイクル連絡会と埼玉県が日頃から環境地域活動に熱心なジャスコ川口店さんと協力して取り組みました。
ジャスコ川口店さんでは、10月中「買い物はマイバッグで!環境にやさしい買い物キャンペーン」ののぼりをお店入り口2箇所の周辺に設置、レジ横にはゆれるステッカーを立てていただきました。(右写真)
当日は、集中キャンペーンとしてエコ・リサが作成したマイバッグ君とマイバッグちゃんの着ぐるみを着て、店内中央でレジ袋辞退率のアップを目的にマイバッグ持参を呼びかけました。また、SKIPシティの多目的ホールでは講演会が、ホール前では県を始め各市町村作成のマイバッグ展示、買い物ゲームなどが行なわれました。
「素敵なグリーンコンシューマーになるために」     
   麻布学園 麻布高等学校講師 矢野 郁子氏

これまでの環境問題は大気汚染や水質汚染、騒音、地盤沈下など、公害を出す汚染者が特定でき、その影響を受ける被害者がいました。1980年代からは地球温暖化、酸性雨、有害廃棄物の越境移動、熱帯林の減少などこれまでの社会経済システムが生み出した人為的なものが原因になっています。これはいのちの問題で、危ないのは地球ではなく、人間を含めたすべての生き物です。私たちの生活に深く関わっており、生活の仕方、生き方を変えることが大事になってきています。
∞進む地球の温暖化
 東京都の中心部で一日の最低気温の年間平均が過去100年で4度上昇し、世界各地で異常気象が起きていて、今後も増えるだろうと心配されています。世界全体で見ると温室効果ガスの地球温暖化に寄与している率はCO2 60.1%、メタン19.8%ですが、日本ではCO2 が93.7%を占めています。その内、家庭からの排出は約4分の1で、自動車と電力が主になっています。自家用車にある種の税金を掛けることは必要だと思います。家庭電力の消費で多いのはエアコン、冷蔵庫、照明器具です。待機電力も家庭の電力消費量の9.4%にもなっており、使い終わったら電源を抜き、消エネ型の機器を選ぶことも年間の電気代の減少、それに伴うCO2 の削減が可能になります。
∞ごみの増加と容器包装材
 家庭ごみ全体に占める容器包装廃棄物の割合は容積比でなんと60.76%にもなります。リサイクル率は10 年前にくらべて倍位になっていますが、もとから買わないようにし、ペットボトルなどは容器が薄く色づいてくる位まで(約10回)使用して処分しますが、これはリユースです。 ドイツなどでは洗剤の量り売りもしています。
グリーンコンシューマー10の心得(P7参照)を全部行うことは大変ですが、缶、ペットボトルよりはびんを、トイレットペーパーも再生紙の芯なしシングルを、野菜も旬のものは栄養価も高く、エネルギー量も低くて済みます。環境に関するラベルなども良く見て買うようにしましょう。ちょっとした心がけで素敵なグリーンコンシューマーになれるでしょう。 (田中 輝子)
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