トンボ・野草研究家の長須房次郎さんが幸手近郊の自然を紹介

No.70 -2月14日更新-
「川と道」PART1
行幸橋とその付近
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 2月3日は節分、そして4日は立春。昨年は2月3日には雪が降りました。が、今年は比較的暖かい一日になりました。今回は、行幸橋とその周辺の様子を紹介します。
≪中川の川幅を広げる工事進行中≫
 中川の川幅を広げる工事が今、行幸橋の近くですすめられています。平成16年には、外野橋と上船戸橋の間で行われました。(No.22新春の権現堂堤周辺風景参照)いま、行われているのは、その上流の行幸橋から東武日光線の鉄橋までの間です。洪水対策のために進められているこの工事の期間は平成21年3月25日までということです。
 川幅を広げることによって洪水を防ぐのがこの工事。そのため、行幸橋も東武日光線の鉄橋も既に川幅が広がった状態に架け替えられています。
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中川の川幅を広げる作業の進められ
ている行幸橋の上流付近(左岸から撮影)
平成21年2月3日15時11分撮影
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行幸橋の上に置かれ
ている引堤工事を示す案内板
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中川河川敷で、土砂をトラックに
積んでいるところ
   
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土砂を運ぶトラック
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行幸橋よりみた下流
土砂を運ぶトラックの通路がある
   
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工事中の行幸橋上流
右岸より撮影
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行幸橋上流の既に川幅が拡げられた部分
(東武日光線鉄橋下流の右岸堤防)
 
≪ミゾコウジュの群落≫
 中川右岸の河川敷を歩いていたところ、絶滅危惧種のミゾコウジュの群落がありました。枯草の間にしっかりと息づいていました。ミゾコウジュは、シソ科の2年草、花は5〜6月に咲き、花冠は淡紫色、別名ゆきみそう。
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ミゾコウジュの群落
2月2日撮影 幸手市高須賀地先の中川右岸にて
 
≪水仙の花≫
 行幸橋近くの権現堂桜堤には水仙の群落があります。桜、紫陽花、曼珠沙華に続いて水仙が…これで、ここは四季を通じて花が楽しめるようになりました。
こうなるまでには、献身的に取り組んでおられる方がたくさんおられることを忘れてはなりませんね。ところで、水仙はヒガンバナ科の植物。全草特に鱗茎(球根様の部分)にリコリン(アルカロイド)を含み、食べるとおう吐を催します。冬空に凜と咲く水仙は美しい。でも食べては大変。くれぐれもご用心を!  
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水仙の群落
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水仙の花 
2月3日 権現堂桜堤にて撮影
≪ハンノキ(榛の木)の花≫
 冬の高須賀池を訪れました。そこで目にしたのが、この花「ハンノキの花」です。まだ葉は出ていません。枝先の数本垂れ下がっているのが雄花、雌花は雄花のつけ根にありますが3〜4ミリと小さいので、この写真ではよく分かりませんが…。
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ハンノキの花 2月3日高須賀池にて

◆幸手自然愛護会主催の講演会のご案内◆
《と き》 3月22日(日)午前10時から11時30分
《ところ》 幸手中央公民館(幸手市緑台 2-1-7) 
電話 0480-42-5156
《内 容》 テーマ「身体にやさしい野草あれこれ」
講師:幸手自然愛護会会長 長須房次郎氏
  身近に見られる野草をとりあげ、食べられる野草にはどんな種類があるか。食べる方法は? 薬草といわれる植物の名前は?また、それらの植物はどこに、どのように生えているか等々講師自らが幸手市周辺で撮影した野草のスライド写真をスクリーンに写しながら紹介します。 この講演会は、幸手自然愛護会の総会記念講演として行いますので、会員以外の方の参加も歓迎します。 ※参加費は無料

《問合せ先》

幸手自然愛護会副会長 
和泉次利0480-42-4397・横田千代子0480-43-1373
 
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