トンボ・野草研究家の長須房次郎さんが幸手近郊の自然を紹介

No.82 -2月10日更新-
「川と道」PART3 行幸橋とその付近
※写真をクリックすると大きな画像がご覧になれます
 2月4日立春。2日の朝に続いて雪がうっすらと積もっていました。
今回は、昨年に続いて改修工事が進められている中川(行幸橋付近)とその周辺の様子を紹介します。
 
 ・行幸橋の上流付近
 行幸橋から東武日光線までの川幅を広げる工事はほとんど終わって、左岸では護岸工事が進められています。(3月26日まで)
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川幅を広げる作業の終わった
行幸橋の上流付近(左岸から撮影)
1月30日撮影
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護岸工事の行われている左岸
(行幸橋より撮影)
1月30日撮影
 
 ・行幸橋の下でも次の写真のような工事が行われていました
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左岸で進む護岸工事
橋の上流右岸から 1月30日撮影
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右岸近くの橋の下
橋の上流右岸から 1月30日撮影
   
 ・コゴメイ  
 行幸橋の上流、東武日光線の鉄橋近くの中川右岸河畔で、写真のような野草に出会いました。「イ(藺)」ではないか? と 思いました。が、調べてみると「コゴメイ」と分かりました。
和名はコゴメイ。イグサ科の多年草。イに似ているが、花穂は密に枝分かれして多数の花をつける。高さは120p前後になる。最近、利根川や荒川の岸辺に多く見られるといわれる。中川はじめ幸手市域の水路にも最近見られるようになりました。 茎を縦断してみると、イの茎は中空ですが、髄が梯子状になっているので区別できます。
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コゴメイ
中川右岸河畔にて 1月30日撮影
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コゴメイの果実
中川右岸河畔にて 1月30日撮影
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コゴメイの茎の断面(梯子状になっている)
 ※イは藺草(いぐさ)または、灯心草(とうしんそう)ともいわれる。畳表はイで作られる。イを畳表に用いたのは、16世紀になってからといわれる。栽培が本格的に行われたのは備後地方で、ここでできる畳表は備後表(びんごおもて)といわれ最良品とされていた。
イは、北海道から沖縄の低湿地に生育する多年草。30〜100pになる。
   
 ・行幸橋の下流付近  
 橋の下流では川幅を広げる工事〜引堤工事が行われています。現在、流れは左岸寄り、橋の中央から右岸寄りにある土をトラックで運び出している様子をここに紹介します。
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河川敷から土を運びだしているところ
1月30日行幸橋から撮影
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※一年前の同じ場所 平成21年2月3日撮影
No.70「「川と道」PART1 行幸橋とその付近 参照
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引堤工事案内板
1月30日撮影
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権現堂桜堤北側の榛の木並木
1月30日撮影
   
 圏央道とその近くの植物
 1年前に紹介した幸手市木立地内の圏央道の工事の状況を写真で紹介します。
この近くには絶滅危惧種のミゾコウジュの群落がありました。
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圏央道の橋脚
1月9日幸手市木立地内にて撮影
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ミゾコウジュ
1月9日幸手市木立地内にて撮影
   
 雪に出会った植物たち
 2月1日夕方から降りだした雪。2月2日朝には一面真っ白になっていました。ここに示す写真は幸手市中4丁目の我が家の庭の雪景色です。
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雪の積もった柿の枝
2月2日午前9時20分
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雪に見舞われたエンドウ
2月2日午前9時5分
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赤・白・緑が鮮やかなオモト
2月2日午前9時13分
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雪とパンジー
2月2日午前12時1分
 
 
 

◎こちらは終了しました◎
〜〜幸手自然愛護会〜〜
◆総会記念講演会のご案内◆
《と  き》
3月28日(日)午前10時から11時30分
《と こ ろ》
幸手市中央公民館(幸手市緑台2-1-7)
電話 0480-42-5156
《内 容》
テーマ 「身体にやさしい野草あれこれ PART 2」      講 師  幸手自然愛護会会長  長須 房次郎氏 
食べられる野草、薬草そして毒草にはどんな種類が、どこに、どのように生えているか。幸手周辺で撮影した写真をスクリーンに映し野草の特性を分かりやすく紹介する。 ≪総会は9時30分から≫
この講演会は、一般の方を対象にして行いますので、どなたでも参加できます。一人でも多くの皆さんの参加をお待ちしています

 ※参加費無料 お誘いあわせて ご参加を!

《申込み・問合せ先》

和泉さん 0480-42-4397  横田さん 0480-43-1373

 
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