埼玉ブロック協議会 社会力開発室
室長 前田 一郎

 今年度、私が担当致します環境運動推進委員会では、8月7・8・9日と本年度のメイン事業であります《ジュニア環境ハイスクールキャンプ》を秩父の地に於いて開催させて頂きました。埼玉県内各地から200名を超える奨学生と、その生徒たちをサポートする35名にも及ぶ大学生ボランティアのスキルアップティーチャー、また会場となった埼玉県野外活動センターの職員の方々、開催地であります(社)秩父青年会議所の皆さんのご協力により無事に事業を行うことができました。感謝申し上げます。
 この事業は、「環境運動の原点は個人のモラルから」ということをキャンプという手法を取って、参加してくれた方々や関係する方々に伝え、広めてゆき、また参加してくれた子供たちには、環境運動とは「普段の日常の中にどこにでもある」ことを意識してもらい、指導する学生及びその父兄の皆さんには子供たちの心の中に植え付けられたものを通して、世代間のつながりを深めていただくことが出来る様開催させて頂きました。
 内容的には、山森の自然にある素晴らしい資源素材や、生活環境で使用した廃材を環境教育の教材として使い、自然の素晴らしさや環境保全の大切さについて、自ら学び・発見し・新しい未来づくりにチャンレンジする自然体験型(環境教育)プログラムを行いました。

私たちはみんな自然の仲間なんだ!

具体的には、大自然の森の中落ちている木の枝や木の葉、どんぐりなどの木の実を使った環境クラフトや、牛乳パックを利用した紙漉き体験、和紙と自然の草花を使って栞づくりなど、数多くのプログラムを行い自然環境の大切さを再認識して頂く機会になったと考えます。
 そして、このキャンプを通して参加した方やご協力いただいた方に”人間も地球上で生きる限りは自然の仲間の一員である”ことを認識頂けた事がこの事業の開催意義に繋がったと確信いたしました。

 
 
 
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