6月5日、埼玉県の初のデータが発表されました。(担当・化学保安課)
それによると、事業所からの排出量は50,194tで愛知県、東京都、大阪府に次いで全国第4位でした。上位3物質はトルエン(溶剤等)17,702t、ジクロロメタン(金属脱脂洗浄剤)4,731t、キシレン(溶剤)4,699t、また、家庭からの排出量の上位3物質はパラジクロロベンゼン(防虫剤等)1,092t、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(合成洗剤等)1,047t、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(合成洗剤等)659tでした。埼玉県は「石けんなどの分解性の良いものを適量使用する」ことを奨励しているので、県民が合成洗剤の使用をやめれば、これらの2物質は環境に排出されずに済むことになります。
事業者が毎年正確なデータを報告し、それを国や県が発表し続けることによって、事業所からの化学物質の排出量は確実に減っていくことが期待できます。
今、化学物質過敏症の人が増えています。狭い国土に大量の化学物質を排出している今の状況では誰がなっても不思議ではないと思われます。私たち一人ひとりが化学物質に対して厳しい目を向けることが大事です。
埼玉県でのPRTR担当は化学保安課です。詳しいデータは県のホームページで見ることができます。
また、市民団体が公表するPRTRデータもホームページで見られます。下にアドレスを載せますので開いてご覧ください。
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