<第3分科会報告> テーマ:京都議定書クリア、省エネ・新エネ活用術

 第3分科会では、「京都議定書簡単クリア、省エネ・新エネ活用術」をテーマに、省エネゲームと講演を行いました。
 第一部では、省エネゲーム「なるほど納得ものぐさ省エネ術」を7〜8人のグループに分かれて、300万円のお金を使って家の中の設備や家電製品の買い替えを行い、どのくらい排出ガスや排出エネルギーを減らすことが出来たかを、答えの表を見て計算し、南の島の海水面上昇をどれだけ抑えられたかを、グループごとに発表しました。コーディネーターは、NPO法人 足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ の山崎求博氏と大栗ひろみ氏に担当していただき、各グループにコメントしてもらいました。どのグループも20〜30%の省エネ効果がありましたが、効果的に行えば、40%の省エネが可能なゲームです。とても面白く環境エネルギーコストの検証が出来、楽しかったです。エコ・リサでこのゲームを用意してありますので、今回参加できなかった方もこのゲームを試してみてください。
 第二部では、「自然エネルギーの種類と活用」について、エコ・リサの会員でもあるワーカーズショップ・エコテックの外谷富士夫さんに講演をしていただきました。
 自然エネルギーとは、世界的には再生可能(RENEWABLE)エネルギーと言い、太陽光・太陽熱・風力・小水力などが該当します。日本では、新(NEW)エネルギーという言い方をします。ここには、廃棄物の発電等も入っています。再生可能エネルギーは、エネルギー密度が薄く、大規模集中システムには向きません。化石燃料は、太陽エネルギーの生産物が数億年分濃縮した物です。それを今一瞬で使い切っています。再生可能エネルギーにも、熱として使うほうが効率が良い太陽エネルギー・動力や揚水として使われている風力エネルギーや水力エネルギー・そしてバイオマスエネルギーがあります。それぞれのエネルギーは、現在電気にして使われています。
(報告者:早船)
埼玉エコリサイクル交流集会は1990年に開催されました第1回リサイクル団体交流集会がその前身で、本年で17回目にあたるものです。
さて、1995年にできた容器包装リサイクル法ですが、早いものであれから10年が経過しました。市民は分別排出、市町村は収集、選別、保管、事業者は再商品化という役割が決められスタートしましたが、リサイクルするときにかかる金銭的負担が大きく、市町村にとっては大きな問題となっていることも事実です。
関係部署の方々が一同に会して議論していただけると言うのは交流集会ならではの試みと考えます。お忙しい中、パネリストとしてご出席下さいました皆様に感謝申し上げます。
(高木康夫エコ・リサ会長挨拶抜粋)
 
Copyright (c) 2007 埼玉エコ・リサイクル連絡会 All Rights Reserved.