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2007年 第14回研修見学会報告
 8月23日(木)20名の参加者を得、川口市のトラック協同組合・食品リサイクル法対応資源化工場ジェイ・アール・エス・東所沢の城北ファーム(池田農場)を見学しました。
 
猛暑が続いたここ数日の天気とはうって変わり、朝から雨降りのスタートとなり川口駅リリア前に集合です。
先ずは川口トラック協同組合へ向かいました。事前の情報では学校給食の廃食油を精製してディーゼル用クリーン燃料に再生する取り組みをされているとの事です。実はこの私もディーゼル乗用車に乗っています。黒煙で大気を汚しているのではと少し引け目を感じていたので非常に期待感を持ちながら見学と説明を受けました。
バイオディーゼル燃料(BDF)を頂いた資料から抜粋いたしますと
@ 廃食用油をリサイクル
A CO2が排出量に換算されない
B 硫黄酸化物の排出がほとんどない
C 軽油とほぼ同等の燃料
D 使用する車の改造を必要としない
とまさに夢のような燃料なのです。
それをこちら川口トラック協同組合ではいち早く着手し、県と川口市の協力を得て実現を目指しているのです。今年4月より市内の給食センターや小中学校をまわり、回収した廃食油でBDFを製造し給食配送用車の燃料として実際に利用しているとの事です。実際に実用車を見学させていただきましたがマフラーから出る煙も少なく臭いもまさにてんぷら油のようでした・・・


しかしながらこれを本格稼動するにはまだまだ問題が残されているようです。

@ 生産量が追いつけない
A 140℃まであがる最新式のコモンレール のディーゼルエンジンに対応できるのか?
B 低温に弱い(−10℃で凍る)
C コストがかかる 等等
我が愛車に利用できるまでには少々時間がかかりそうですが早い段階での普及を望まざるを得ません。
 昼食場所へ向かう車中では県農林部バイオマス担当の斉藤氏と木下氏の出前講座を受けました。是非ともこの埼玉県がバイオマス利用の牽引車となっていただきたいものです。
 昼食後、見学したのは所沢にある食品リサイクル法対応資源化工場を持つ潟Wェイ・アール・エスさんです。こちらでは『地域密着型リサイクルシステム』を実現しています。
簡単に説明いたしますと地域の学校、飲食店、スーパー、食品工場の食品循環資源の供給者(決してゴミの排出者ではありません・・・)より提供された資源を肥料や飼料へと換えてしまうのです。その飼肥料は地域の農家で畜産・野菜生産に活かされ再び安全な食品が食卓へのぼるという正に地域密着のリサイクルシステムが確立しているのです。そして更なる技術向上を目指し、行政の研究機関への委託試験により裏づけと実証を繰り返しながら研究を進めているそうです。また今年度より自社ファームによる生産も開始しました。帰りに頂いた茄子やジャガイモ、卵はとても美味しかったです!
 最後の見学地は同じく所沢の池田農場さんです。こちらではオカラなどの堆肥作りと生ゴミ堆肥を利用した有機農業をされております。有機野菜といえば形が"いびつ"であるという
イメージがあったのですがどれもそんなことはありませんでした。もぎたてのトマトなど本当に美味しかったです。
(ブルーベリーは残念ながら収穫の時期が過ぎてしまいましたが、キウイ・ハナオクラ・ヒスイナス・ブラックベリー・ハーブ・レモン・唐辛子などがありました。)写真参照
こうして各施設の見学を終えて感じた事は参加者の方々の意識の高さです。誰もが頭の中で大事なことと分かりつつもなかなか実行に移せないでいる人が多い中、こんなにも真剣に取り組んでいる方々がいることに感動しました。
この度初めて見学会に参加させていただきました。以前からごみ問題、地球温暖化などの環境問題に対して、頭の中では真剣に考えなければならない問題と理解していたもののどのように取り組んでいいものか他人任せにしていた様な気がします。果たして今回参加して自分の意識が少しでも変わったでしょうか?
 先ずは自分にできる事。ゴミの分別をもっときちんとやる。参加させていただいてから約20日が過ぎましたが自分にできること家族にできることを実行しております。簡単なようで意外とできていなかったこの事をこれからも続けると同時に少しずつこの輪を広げていければいいなあと思う今日この頃です。
     報告者  土屋 重治


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